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ハードウェアを選ぶ material/chip ソフトウェアだけが全てではありません。プライバシーを守るために日常的に使うハードウェアのツールについて学びましょう。

プライバシーについて議論する際、ハードウェアはソフトウェアほど考慮されていないことが多いです。 ハードウェアはプライバシーを設定するもう一つの基礎であると考えるべきです。

コンピューターを選ぶ

デバイスの内部では全てのデジタルデータを処理し、保存しています。 デバイスはメーカーや開発者によってセキュリティアップデートを受け続けることができるようサポートされていることが重要です。

ハードウェアセキュリティプログラム

「ハードウェアセキュリティプログラム」のあるデバイスもあります。ハードウェアを設計する際のベストプラクティスや推奨に関するベンダー間の協力によって成り立っています。例えば以下のものが挙げられます:

  • WindowsのセキュアコアPC は、マイクロソフトによって定められた高いセキュリティ基準を満たすものです。 Windowsのユーザーだけではなく、 他のOSのユーザーもDMA保護 やMicrosoftの証明書を完全に信用しないようにする機能を利用することができます。
  • Android Ready SE はデバイスがベストプラクティスに従い、暗号化キーなどのために耐タンパ性のあるストレージが含まれていることを保証するベンダー間の協力によるものです。
  • Apple SoC上で動作するmacOSは他のOSでは利用できないハードウェアセキュリティを活用しています。
  • ChromeOSのセキュリティはChromebook上で実行する際にhardware root-of-trustのようなハードウェアの機能を使うことができるため、最も強力なものとなります。

上記のOSを使っていなくても、プログラムに参加しているメーカーはハードウェアセキュリティやアップデートに関するベストプラクティスに従っていることを示している可能性があります。

プリインストールOS

Macや特別なLinuxマシンを買わない限り、新しいコンピューターにはほとんどの場合、Windowsがプリインストールされています。 ドライブを消去し、選んだOSを新たにインストールすること(Windowsを再インストールすることも)はよい考えです。 ハードウェアベンダーと怪しいソフトウェアベンダーとの契約により、デフォルトのWindowsにはあらかじめロードするように設定されたブロートウェア、アドウェアマルウェアがあることが多いです。

ファームウェアの更新

ハードウェアにはセキュリティ上の問題が発見されることがあり、ファームウェアアップデートによりパッチが適用されます。

マザーボードからストレージデバイスに至るまで、コンピューターのほぼ全てのコンポーネントは動作するのにファームウェアが必要です。 全てのコンポーネントが完全にサポートされていることが理想的です。 Appleのデバイス、Chromebook、ほとんどのAndroid端末、Microsoft Surfaceはデバイスがサポートされている限り、ファームウェアアップデートがあります。

自作PCの場合は、マザーボードのファームウェアはOEMのウェブサイトからダウンロードし、手動でアップデートする必要があるかもしれません。 Linuxの場合、ビルトインのpwupdを使い、マザーボードで利用可能なファームウェアアップデートを確認、適用することを検討してください。

TPM/セキュア暗号プロセッサー

ほとんどのコンピューターや携帯電話にはTPM(もしくは同様のセキュア暗号プロセッサー)が搭載されており、暗号鍵を安全に保存し、その他セキュリティ関連の機能を処理します。 もし、このような機能がないマシンを使っているのであれば、機能のある新しいコンピューターを購入するほうがよいでしょう。 デスクトップ・サーバーのマザーボードの中にはTPMを搭載した小型のアクセサリーボードをつけることができる「TPMヘッダー」があるものもあります。

メモ

仮想TPMはサイドチャネル攻撃の影響を受けやすく、外部TPMは攻撃者がハードウェアにアクセスできる場合、マザーボード上のCPUから分離されているため、スニッフィングに脆弱です。 セキュアプロセッサーをCPU自体に内蔵することが解決策であり、AppleのチップやMicrosoftのPlutonが例として挙げられます。

生体認証

多くのデバイスには指紋読取や顔認証の機能が搭載されています。 とても便利ですが、完璧ではなく、失敗することもあります。 その場合、ほとんどデバイスはPINやパスワードにフォールバックします。つまり、パスワードと同程度のセキュリティであるということです。

生体認証はパスワードの入力を見られることを防ぐことができるため、脅威モデルにショルダーサーフィンがあるなら、生体認証はよい選択肢です。

ほとんどの顔認証の実装では携帯電話を見る必要があり、比較的近い距離でのみ動作するため、誰かが同意なしに携帯電話のロックを解除するために携帯電話を向けることを心配し過ぎる必要はありません。 必要であれば、携帯電話がロックされているときに生体認証を無効にすることもできます。 iOSでは、FaceIDに対応したモデルで、サイドボタンと音量ボタンを3秒間長押しして、FaceIDを無効にできます。 Androidでは、電源ボタンを押して、メニューのロックダウンを選択します。

注意

デバイスによっては安全な顔認証のための適切なハードウェアがないものもあります。 顔認証には主なタイプとして2Dと3Dの二種類があります。 3D顔認証ではドットプロジェクターを使用し、顔の3D深度マップを作成します。 デバイスにこの機能があることを確認してください。

Androidでは生体認証の生体認証クラスが定められており、生体認証を有効にする前に、デバイスがクラス3であることを確認してください。

デバイスの暗号化

デバイスが暗号化されている場合、最初に暗号化鍵やロックスクリーンのパスワードを入力する前、(単にスリープ状態になっているのではなく)完全に電源がオフになっているときにデータは最も安全な状態です。 携帯電話では、セキュリティが高い状態を「Before First Unlock」(BFU)と呼び、再起動・電源オン後に正しいパスワードを入力した状態を「After First Unlock」(AFU)と呼びます。 AFUはBFUに比べ、デジタルフォレンジックツールやその他の攻撃に対してかなり安全性が低くなります。 そのため、敵対者によるデバイスへの物理的なアクセスを懸念する場合、使っていないときは完全に電源を切る必要があります。

現実的ではないかもしれないため、その価値があるか検討してください。いずれにせよ、強力な暗号鍵を使っていれば、AFUでも多くの脅威には有効です。

外付けのハードウェア

内部コンポーネントだけでは対抗できない脅威もあります。 状況によるところが大きいため、脅威モデルに本当に必要であるか評価してください。

ハードウェアセキュリティ

ハードウェアキーは強力な暗号技術を使って、デバイスやアカウントの認証を行うデバイスです。 ハードウェアキーはコピーできず、物理的に所持している場合にのみアクセスできる方法でアカウントを保護するため、多くのリモート攻撃を排除できます。

推奨するハードウェアキー :material-arrow-right-drop-circle:{ .md-button .md-button--primary } ハードウェアキーの詳細 :material-arrow-right-drop-circle:{ .md-button }

カメラ/マイク

OSの権限管理をそもそも信用しない場合、物理的にカメラに光が届かないようにカメラブロックを購入することも一つの方法です。 また、カメラが内蔵されていないデバイスを購入し、使っていないときには取り外すことができる外付けのカメラを使うことも一つの方法です。 カメラブロッカー付きのものやカメラを電源から物理的に切り離すハードウェアスイッチのあるカメラもあります。

注意

ノートパソコンに合っていて、蓋を閉めたときにダメージを与えないカメラカバーを買うようにしてください。 カメラを覆うと、明るさの自動調整や顔認証機能の妨げになります。

マイクのアクセスについては、多くの場合、OSの権限管理を信用する必要があります。 もしくはマイクが内蔵されていないデバイスを購入し、使っていないときには外すことができる外付けのマイクを使ってください。 MacBookやiPadのように蓋をしめるとマイクがハードウェア的に切断されるデバイスもあります。

多くのコンピューターにはカメラやマイクを無効にするオプションがBIOSにあります。 無効にすると、起動したシステム上にデバイスとして表示されなくなります。

プライバシースクリーン

プライバシースクリーンはスクリーン上にフィルムを貼り、ある角度でのみスクリーンが見えるようにするものです。 脅威モデルにスクリーンを覗き見することがある場合はよいですが、誰でも視野角を変えるだけでスクリーンを見ることができるため、確実なものではありません。

デッドマンスイッチ

デッドマンスイッチは人間の操作なしに機械の動作を停止させるものです。 もとは安全対策が目的のものですが、不在時に電子機器をロックすることにも当てはめることができます。

スクリーンの前に座っていないときに、自動的にロックがかかるよう検知するノートパソコンもあります。 コンピューターがこの機能に対応しているか、OSの設定を確認してください。

BusKillのようなケーブルが切断されたときにコンピューターをロックまたは消去するケーブルもあります。

アンチインターディクション・悪意あるメイド攻撃

手元にデバイスが届く前の標的型攻撃を防ぐ最善の方法は、送り届けてもらうのではなく、実店舗でデバイスを購入することです。

デバイスがセキュアブート・ベリファイドブートに対応しているか確認し、有効にしてください。 可能な限り、デバイスを放置しないようにしてください。

Kensington Locks

Many laptops come equipped with a Kensington slot that can be used to secure your device with a metal cable that locks into the slot on your machine. These locks can be combination locks or keyed.

As with all locks, Kensington locks are vulnerable to physical attacks so you should mainly use them to deter petty theft. You can secure your laptop at home or even when you're out in public using a table leg or something that won't move easily.

ネットワークの保護

区画化

仮想化やサンドボックスなど、コンピューター上で行えることを分離する方法は数多くあります。 ただし、最もよい区画化は物理的に分けてしまうことです。 多くのゲームに含まれているアンチチートソフトウェアのようなOSのセキュリティ機能を回避するソフトウェアがある場合に特に有効です。

ゲームの場合、一つのマシンを「ゲーミング」マシンとして、ゲームのみ行うのがよいでしょう。 VLANで分離してください。 そのためには分離されたネットワークに対応したマネージドスイッチやルーターが必要になる場合があります。

多くの一般消費者向けルーターでは、メインのネットワークとは通信できない別の「ゲスト」ネットワークを有効にすることで実現できます。 スマート冷蔵庫・温度自動調整機・テレビなどの信頼できないデバイスはここに配置します。

ミニマリズム

ことわざにもあるように、「少ないことは多いこと」です。 ネットワークに接続するデバイスが少なければ、潜在的なアタックサーフェスは小さくなり、全てのデバイスを最新に保つ作業も少なくなります。

家中を周り、接続されている全てのデバイスのリストを作ることは整理するのに役立つかもしれません。

ルーター

ルーターは全てのネットワークトラフィックを処理し、インターネットとの間の最前線の防衛線の役割を果たします。

メモ

多くのルーターにはネットワーク上のどのコンピューターからもファイルにアクセスできるように、ファイルを保存するストレージがついています。 ネットワーク機器をネットワーク以外に使うことは推奨しません。 ルーターが侵害された場合、ファイルも侵害されてしまいます。

ルーターで最も重要なことは常に最新の状態を保つことです。 最近のルーターは自動的にアップデートをインストールしますが、そうでないものもあります。 このオプションについてはルーターの設定ページで確認してください。 同じネットワーク上にあると仮定して、通常は192.168.1.1192.168.0.1とブラウザーのURLバーに入力してアクセスできます。 OSのネットワーク設定で「ルーター」や「ゲートウェイ」を確認することもできます。

もしルーターが自動アップデートに対応していない場合、メーカーのサイトでアップデートをダウンロードし、手動で適用する必要があります。

多くの一般消費者向けルーターは非常に長い期間サポートがあるわけではありません。 もしメーカーがすでにサポートしていない場合は、FOSSファームウェアに対応しているか確認してください。 FOSSファームウェアがデフォルトでインストールされているルーターを購入することもできます。通常のルーターよりも長くサポートされることが多いです。

ルーターとモデムが一体化したものを提供するISPもあります。 別のルーターを購入し、ISPのルーター一体型モデムをモデムモードに設定することは、セキュリティ上有効です。 ISPが提供するルーターがアップデートされなくなったとしても、セキュリティアップデートやパッチを受けることができます。 また、モデムに影響する問題はルーターに影響を与えず、逆の場合も同じです。